チリンッ チリンッ―――― 後ろから自転車のベルが 聞こえてきた。 「美和ー」 そう言って いつも通り司くんは あたしの所で自転車を降りて 一緒に歩いてくれた。 いつも通りの 司くんの態度に あたしは また不安になってく……。 ただ あたしは司くんを 見上げた。 司くんは いつものように笑ってる。 やっぱり、 昨日のは勘違いだったのかな? すると司くんは 訊ねてきたんだ……。