あたしは
そう叫んで
司くんのカバンを持って
鈴木くんのいる教室を
飛び出した。



「高月!!!!」



後ろから
鈴木くんの声がしたけど
あたしは
一切振り向かずに
司くんがいるであろう、屋上へ
行ったんだ……。





きっと…

いや絶対に……


司くんは
あたしを1人にしない!



なんて、
考えてた あたしは

ほんと
自惚れてた…………。