やめて……!!!


それ以上
言わないでよ……



「何を……
気づいてるっていうの?」



あたしは
無意識に涙が出ていた。


すると鈴木くんは

あたしが

思い始めていたことを

口にした。





「工藤は高月を



“好き”なわけ……?」





「……」




それを聞いて
あたしは何も言えなかった。




だって





司くんに“好き”だなんて


一言も








言われたこと


ないんだもん…………。