「……許すよ、仕方ないから」



そう言って俺は
美和の頭を撫でた。

相変わらず
フワフワな美和の猫毛に
柔らかいシャンプーの匂い…。



またドキドキしてきた。



「…美和」



「ん?なに……?」



「キスしてい?」


「ふぇ?!」



俺の発言に美和は
顔を真っ赤にさせて驚いた。


その驚いた顔も
俺には可愛すぎて


美和の許可をもらう前に
キスした。


ちゅっ☆と音を立てて。