なんで隣の席に
座るかなー

あたしは実里ちゃんと
2人で食べたいの!!



「なんで隣に座るの?」




あたしは嫌そうに
鈴木くんを見た。


「別に良いじゃん☆
もしかして意識しちゃう?!」



「ちっ、ちがう!」



「じゃあ良くね?」




…………あ。
鈴木くんの誘導に
はめられた。


あたしが
鈴木くんの顔を見ると
彼は勝ち誇った笑みで
こっちを見ていた。




鈴木くんには
敵いませんよ、ほんと。




「あのね、鈴木くん」



あたしは実里ちゃんには
手を出さないでと
忠告するつもりで
彼に呼びかけた。