「まぁね♪
美和と工藤君のカップルって有名だもん!
朝から女子の声が
聞こえるなあと思ったら
美和たちがいたんだ」
「あ…そうなんだ……」
そっか。
女子が噂するくらい
あたしと司くんは
お似合いじゃないのか…。
あたしが小さな溜め息を
すると実里ちゃんは
優しく頭を撫でてくれた。
「気にしちゃダメよ!?」
「だって……」
そんな事
言われても気にしちゃうよ。
「美和は可愛いんだから
もっと自信もって」
「お世辞どーもです」
実里ちゃんは
誉めるのが上手いなあ。
騙されちゃうよ
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