早く忘れなきゃ。


ずっと想い続けても
この想いは
美和を苦しめてしまう……。



やっと美和は
幸せになれたんだから。




そんな事を思いながら
階段を下りていると



「工藤」



待ち伏せていたのか
そこには鈴木が立っていた。



「鈴木……」



自慢しに来たのか?

美和が自分のものになって
嬉しいって?



はは……っ

すげーうざいな、それ。



せっかく……



忘れようとしてるのに