すると鈴木くんは あたしから 目を逸らした。 「そんなの……高月を 見てたら分かるっつーの!」 そう言って 顔を伏せる鈴木くん。 あたしは そんな鈴木くんから 離れて 司くんの教室に向かった。 鈴木くんを 避けた訳じゃない。 たぶん…… ううん、絶対に 鈴木くんは泣いている。 そんなの………… あたしに 見られたくないはずだから 今は、 鈴木くんから 離れておくね……