「菜穂ちゃんだよね?」 「えっ? うん!名前何ぃ?」 あたしは琴美みたいに 初対面でも 積極的に話せるようになった。 友達に影響されたりして 自分自身が変わっていった。 「うち紗絢。 よろしく~」 クラス内では紗絢とも 結構仲良くしてた。 周りにいる子は 彼女のことを 「さあ」って呼んでた。 彼女は本当に頼りやすい 存在だった。