「菜穂おっはよ~ 凛とさあもっ」 遅い登校の琴美が あたしたちの会話に 入ってきた。 「琴美! 作文のヤツやったぁ?」 「うん、バッチリだよ! てかあとで 図書室行かーん?」 図書室? 行ったことないなぁ。 「図書室?! 行く行く~ 凛達は?」 「行きたい~」