大輔とはあたしの旦那である。

さっきまであんなに激しい顔をしていた依頼人がポッと顔を赤らめた。

「永井大さん……ではないですよね?」

「いえ、似ているだけです」

大輔は彼女の質問にあっさりとした答えを出した。

大輔は永井大に恐ろしく似ていてここに来た依頼人にもよく間違えられるからこんな質問には慣れていたのだ。

「あたしの夫なんです」

「そうなんですか。で、先生だったらどう復讐しますか!?」

ここで依頼人を紹介するが彼女の名前は、田端沙夜-タバタサヨ-(16)さんで見ての通り女子高生だ。