小学校高学年くらいからかな? 春乃と毎日あの場所に向かうようになったのは。 「こっから見てると、俺達以外この世界にだれもいないみたいだよな。」 「そうだねーーー。」 そこは、丘の上の真っ暗な場所。 ふつうは、夜景見えてキレイだねー。とか なるんだろうけど。 そこからは夜景は見えなかった。 見えるのは透き通った夜空だけ。 「つか、何年間ここに通ってんだろ。」 「その前にあたしたち付き合い長いよね・・・。」