次の日の朝

やっぱり日付が変わっても、頭の中は隼人でいっぱいだった。


そしてその気持ちのまま学校に着く。


教室に入って、荷物を置き、あたしが真っ先に向かったのは・・・


2組だった。


2組の教室の前で、あたしは隼人があたしに気付くのを待ってた。

「どうしたんですかー?」

2組のたしか・・・星川さん・・?が

話しかけてきた。あたしは・・この子あんまり知らない;


「あーーよければ沖島 隼人読んでくれない?」

「・・・?」

あたしがそう言うと、一気にその女の子の形相が変わった。


「隼人に何の用?」



ー隼人ー


この女の子は、今確かに、隼人のことを『隼人』って呼んだ。


いままで、あたし意外に、隼人を『隼人』って呼ぶ人

いなかったのに・・・。



隼人はちっちゃいころから女子が苦手で・・。

女子から名前で呼ばれるのを嫌ってた。


まぁあたしは幼なじみだったし慣れ・・・だったんだと思うけど。



「いや・・・ちょっと話があって・・・。」


「あなたって・・・・・・


「え?」

『あなたって・・』からさきがよく聞こえない。