「私、寝てたんですか?」




恐る恐る聞いてみた。




「いや、廊下で倒れてたから。」




「あ、ありがとうございました。」




「まだ休んでけよ。」




なんだかよく分かんないけど、




まだいたい気分。




そしたら、男の人は、私の寝転がっているソファに




座った。




しばしば沈黙が続いて、私は、もう一度目を閉じていた。