・・・そういえば俺美華のなにも知らない。


どこに住んでるのかも。

誕生日さえも。

苗字さえも・・・。


知ってるのは少し天然で勇気があって

かわいらしくて

目が茶色くて髪はハニーブラウンで

とっても穏やかなイメージがある女の子。


それしか知らない。

俺は自分が知らなさ過ぎて逆になきそうになった。



♪~♪~♪

メールの着信音がなり俺はあわててケータイのメールを開いた。

でももう学校は終了してしまう時間だった。


関係ないか。


一緒に帰ればいいから。

そう思い少しテンションがあがった。