かえでの母親『白石小百合』は、この絵画のモデルである。彼女なら、あるいは本物の『仔犬を抱いた少女』を見極める事が出来るかもしれない。



シチロー
「かえでさんのお母さんかぁ♪この絵を見る限り、年をとってもきっと『吉永小百合』のような綺麗な女性なんだろうな♪」


てぃーだ
「この絵の『少女』も笑顔の素敵な美少女ですもんね♪」



そして翌日……



かえで
「こんにちは♪」


シチロー
「やあ♪わざわさお呼びだてしてスイマセンね♪…ところで……」



きっと子豚もシチローと同じ事を思っていたのだろう。
事務所に入って来たかえでに、真っ先に質問をぶつけた。



子豚
「かえでちゃん……隣の方はどなた?
お手伝いさんか何かなの?」


かえでの隣には、なんと形容すれば良いのか……有名人に例えれば、『楽天』の野村監督の奥方『沙知代夫人』にソックリな年配の女性が立っていた……










かえで
「こちらが母の小百合です♪」



シチロー
てぃーだ
子豚
ひろき
「ええ~~~~っ!この『サッチー』が絵のモデル~!」


小百合
「『サッチー』じゃなくて『小百合』です!」


シチロー
「30年余りでこんなに変わり果ててしまうのか!」


小百合
「あら♪昔の面影はあるわよ♪これ20代の写真♪」


小百合が見せた写真には『20代のサッチー』が写っていた…


てぃーだ
「白諸雲って絵が下手なのかしら……」