「はぁ~。」
とため息をついた。

振られると思い、下を
向いた私に返ってきた
返事は意外なものだった。


「バカだろ。
 そんな訳ねぇだろ。

 俺は姫榎が好きだから
 寄り戻したんだ。

 陽那のためだけなら
 寄り何て戻さねぇよ。
 分かったか?」
泣きながら頷いた。
「泣きやめ。
 陽那に笑われんぞ。」
「うん。
 ありがと。

 これからもよろしくね。」
「あぁ。
 一生離すつもりはねぇ。」