そう言って帰って行った。

昔に戻ったみたいだった。




家に入るとお兄ちゃんにこっ酷く怒られた。

その日は陽の事を抱きしめて眠った。
吾津騎と陽那と私で仲良く手を繋いで、
遊園地に行ってる夢を見た。


とっても幸せそうだった。

それを見て嬉しくなった。
ホントにこんな幸せな日が来ればいいなと
思った。



この日から私たちの歯車が動きはじめて
いた。