そのあと、俺と姫榎の両親
は医者に呼ばれた。

「先ほども、申しましたが
 いつ意識が戻るか分かりません。

 明日かもしれないし、
 2年後3年後になるかも
 しれません。」

俺たちは息をのんだ。

「もしかしたら、一生目が
 覚めない可能性もあるかも
 しれないって事ですよね。」
と姫榎の母がいった。