二人ともほぼ互角で
少しずつ柳生が押され
始めた時、物陰から
刃物を持った男が吾津騎に
向かって走って行くのが
みえた。


それを見た瞬間私も走った。
「危ない、吾津騎!!」
ぐさっ。
「ヴッ。
 ゲホッゲホッ。」