「――静かにしやがれこのクソアマ!!」



――なんだ?




俺は声のする方を見た。



「いやあっ!!離して!!」



「大人しくしてろ!!ぶっ殺すぞ!!」



それは野蛮な男が若い女を無理矢理、襲おうとしている所だった。



なんだあれ…



無理矢理女を襲うなんて関心しねぇな…




俺は腰に差してある剣を取りだし、そこに向かって行った。




「――おい、その子を離せ」




俺の声に気付いた男どもがこちらを向いた。




「あぁ?ガキは黙ってろ!!ぶっ殺されてぇのか!?」




「――ならいたし方あるまい」




俺はそいつらに向かって剣を振りかざした。