ドンドン・・・。
階段を上る音がする。
お母さんかなぁ?

コンコン。

「入んぞ。」

あー、なっちゃんかぁ。

「うん。」

なっちゃんが部屋に入ってくる。

「いい加減、起きろよな。」

「なんか、今日熱っぽい・・・。」

「風邪?」

「そぅかなぁ?分かんない。」

「ふぅ~ん。」

「なっちゃん、髪の毛やってー。」

「じゃあ、ココ座って。」

なっちゃんはいつもあたしの髪の毛を完璧にしてくれる
スタイリスト的存在。