まあどれも
実際は助かってる

もしされる時は
きっと
“ 天罰 ”だろう

たまにふと
考えたりもする

そうやって今まで
ずっと遊んできた

そしてあたしは
中学②年になった。
②年になっても
相変わらずあたしは
適当で…

だけど
②年の5月
友達の紹介で知り合った男を少し好きに
なった。本当に少し

そいつの名前は
“ 勇 ”
すごいいい奴…
面白くて…
優しくて…

あたしたちは
付き合う事になった

勇は17歳だった
付き合って一週間…

夜中
友達の由良から
電話がきた。

“ 勇が死んだ ”

「は?」

頭が真っ白…

「昨日まで隣りで
笑ってたよ?」

なんだか
昔からあたしは
愛したひとをなくしてく

だから本気の恋も
短いんだろう…

勇…勇…

好きになりそうだった
本当に…

病院にむかった
由良の彼氏の大輔が
バイクで迎えにきた

病院で
勇は本当に死んでた

冷たかった…

「勇…」

涙が自然と流れた

男の事で泣くのは
いつぶりだろう…

きっと好きだったんだ

勇はバイクの事故で
星になった…


あたしはまた
遊んだ…

寂しさ紛らわせるため

そんなこんなで
月日が流れた…

二月になった
仲の良い友達と
カラオケに行った

一番仲良くしてた
友達の和也は
あたしの三つ年上

5人でカラオケに
行っていた

あたしと和也以外は
みんなゲームに
夢中で部屋には
居なかった。

まさか…
和也があんな事するなんて誰も思ってなかったから…安心してた


「何うたう〜?」

「何にしよ〜

「いつもの
19歌ってよ!和也の19はマヂ最高」


あたしは笑って
19の「ともだちのうた」をいれた…

………♪

音楽が流れる

すると和也は
歌わず席を立ち
音量を大きくした。

「和也?」