好きだよ…

本当はすごくすごく…


弱いあたしは
恥ずかしさに勝てない


触れてほしいのに…
ずっと
触れていてほしいのに…

あたしの身体は
過剰な程にあなたを
拒否する…


やだ…
あたしなんか
変な感じ…?


心配になった…


嫌いな訳じゃないよ…
言いたいのに…

簡単に言えない…


ああ…
時間ばかりが
過ぎてゆく…


呼吸するのも…
勿体ないくらい…


一秒が…
愛しかった…


すぐに朝は来る

寂しいあたしを
光が包む…


「ばいばい」

重い手をあたしは
持ち上げ
左右にふった…


愛しい貴方の
車があの角を曲がって
見えなくなる…


「ああ…
ノリくん…」


別れたばっかなのに
また熱がほしくなる…


次はいつ会える?


心はもう
次の二人に向いていた



また二人
電波の日々…


ノリくんのメールの
返事がだんだん
遅くなってくる…


なんだか
たまにそっけない…


不安
迷い…


迷路の中…

あたしはアリス


なんて綺麗なもんじゃなくて寂しい女の子


「最近…疲れてて」

「ごめんね…気付いてあげられなくて…!
疲れてるならメールはしなくていいよ…」


平気なフリ…

大丈夫
大丈夫…

自分に言い聞かせてた



だけど
本当は

疲れてても
あたしとメールしたいって思ってほしかった…

たった一言でも…
伝えたいて
思ってほしい…


我儘だなぁ〜…

自分に云う


毎日募ってく
ノリくんへの想い

そんな時…

ふとした話題が
二人を引き裂く…