「力の限り、術を繰り出した後……力尽きて周りを見渡せば……目の前にあったんは死体の山。 ワイが暴れんようなったけぇ、ついに死んだと思って、何人か人間が様子を見に来た。 ワイが死んどると思ったのに、あったんは人間の死体の山と、目を貫かれても生きとるワイ。 その光景を見て、怯えながら言ってきた。 ――オメェは鬼じゃ! って……」 神であった大神様・ウラを鬼と呼んだ人間。 大神様を鬼神にしたのは……人間なんだ。