*安部くんside
俺は傘を渡すと逃げるように走った
あいつが傘に入ってきたとき、ふと当たったんだ
あいつの肩が…
ビックリするくらい華奢で、隣に並んだときに背の小さい俺よりも更に小さくて女なんだって意識させられた
"離れろ!ぶす!"
気付いたときに遅くて、口に出してた
あいつに出会ってから、俺の計画は滅茶苦茶だ
いや、俺があの女に振り回されてるだけか
なんで怒鳴ったのか
なんで感情的になったのか
なんでキスしたのか
全く分からない
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