ほとんど金髪に近い茶色の髪を丁寧に巻き、100cm丈のルーズソックスをはく 「よし、支度完了。」 リビングに向かうと、もう親の姿はなくて、かわりに机には"お昼と夕飯代"とかかれた紙と2千円が置いてあった あたしんちは片親だから、これが日課 親の手料理なんか5、6年食べてない 「いってきます。」 誰もいない家に一人呟いて、あたしは学校へと向かった ―――高校入って2度目の春 あたし山岸未来は高校2年生になりました .