騎馬戦の後もたくさん競技があった。
そして、最終競技の選抜リレー。
各クラスから男女それぞれ、2名ずつだされる。
5組は女子も男子も、速い人が出された。
その中に翔も入っていた。
「桜、翔出るじゃない。声かけてきなよ。」
「…うん。」
私は翔の元へ走っていった。
あっいたいた。
「翔ー!」
「なーにー?」
翔はどちらかと言えば、かわいい系の男子だ。
「あっ!んとねー、リレー出るだよね。頑張ってねー!応援してるよ。絶対勝って!」
「 おうっ!わざわざ言いにきてくれたんだ。サンキュー。」
そう言って翔は、走って入場門へ行ってしまった。
翔とは、何回かは喋った事あったけど、2人きりで話すのは、初めてだった。
うまく喋べれてたかな?
その後、春菜の元へ私も走って戻って行った。
よく考えてみれば、私が翔を好きなのは自分でも、さっききずいたばっかなのに、春菜はすぐ、応援してくれた。
やっぱり春菜は、優しい。良い友達を持ったと改めて思う。