「ねぇ、呼んで、名前。」

「…佳穂。」

「もう1回。」

「佳穂。」

「もう1回。」

「佳穂。…もういいだろ。今日は疲れただろうから、寝ろ。」

「うん…。」



やっぱり、優夜に呼ばれる名前は特別な気がする。



「おやすみ、優夜。」

「また明日な。」



私はそのまま眠りについた。

ひさしぶりにぐっすり寝た。