お兄ちゃんのバカ!!!



「ご、ごめんなさい。」

「なんで謝るの?」

「だって、優夜は怒ると思ったから…。」



そう言ったら優夜はギューって私を抱き締めてくれた。

…優夜が優しい。



「俺のほうが悪いだろ。今日は一緒じゃなかったから…。」

「ううん。私がボーっとしてた。」

「怖かったろ?ごめん。」





止まった涙がまたあふれる。