~次の日~
試験の前日だという事もあってか午前中の授業のみとなり、いつものように放課後いつめんと話をしていた。
奈海『明日テストだよー。』
美南『どーしよう。赤点とりそーなんだけど!』
トミー『ウチも赤点だよ~』
と皆で専門に入ってから初のテストが不安なのだと言う話をしていると麻歌が突然言い出した。
麻歌『ねー今から用事なければ皆で勉強しない??』
怜・加『イイねっ!』
だが、山ぴーと約束していた事を瞬時に思い出した私は返事返さずにいた。
麻歌『あれっ?後の三人は??』
すると返事していなかった三人のうち最初に南海が喋りだした。
南海『私、明日やるテストの教科の教科書とか家でやるだろうと思ったから置いてきちゃったよ。』
麻歌『置いてきちゃったんだー。じゃー出来ないよね…』
美南『ウチ、親に明日テストなんだから早く帰ってきて勉強しなさいって言われてる。』
加依『美南ん家親厳しいもんねー』
加依と美南は県外から通っていて結構、家の話などするのだ。
特に美南の親は厳しい親だという事はいつめんも知っていた。
そして、私も口を開いた。