「あっ、お母さん!」


「こんにちは。おばさん。」

「大樹くん、いつもありがとうね。
麗花、大樹くんがくるのを、いつも楽しみにしてるのよ。」

と微笑むおばさんは麗花そっくり。

すごく綺麗で、優しくて。

「お母さんと大樹がかぶるなんて珍しいね。もしかして、紗英ちゃんも来たりして。」

紗英とはあれから会ってない。

避けてるわけじゃないけど、

やっぱり気まずいし。


「…たい、き?」