『昔…ある少女が友達とうまく馴染めず家によくいることが多かったの。それでオルゴールドールを買ってきてくれた』

「オルゴール…ドール」

『そして、その少女は中のオルゴールドールの少女に夢中になった。その少女は私に名前をつけてくれと言ったわ…そして少女は付けた』

みつきには何が言いたいのかよく分からなかった。

『名前を付けられたオルゴールドールは中から出れるの…名付け親と代わりに……。』

「どう意味だよ?」