着物とかあんまわかんないや。



土方さんは、凛が余りにも困った顔で着物を見ているので



「おい。旦那。この六着全部くれ。」



「えっ??」



「へい。ありがとうございやす。」



「ついでに、隊服を一着頼む。」



六着買っちゃうの!?



あたし、そんなに服要らないよ!!



毎日洗濯するんだから三着あれば足りるよ!?



「へい。隊服の代金はよろしゅうどすわ。こんだけ買ってくださったんどすからなぁ。」



「悪いな。助かるぞ。」



「ひ、土方さん!?こんなに買ってどうするんですか!!」



「お前が着るんだよ。最低でも六着は、服を持っていろ。何かあった時のためにな。」



暫くして、着物と、隊服を受け取った私たちは、次に刀を買うことにした。