「土方さん。土方さんは、江戸に戻りたいですか?」


「まぁ・・・・な。」



「そうですよね。まだ眠くないですか?」



「あぁ。大丈夫だ。」



板倉が隣にいると・・・近藤さんの隣にいる見てぇだ。



昔っからずっと隣にいるみてぇな・・・。



安心・・・・できてるのかも知れねぇな。



まぁ、ムカつくとこはあるが今回ばかりはこいつがいるから、こんなことになっても少し落ち着いてられるからな。



「土方さん。明日・・・・いや今から、帰りましょう。」


「・・・・は?」



「だから、帰りましょう。幕末の江戸時代に。」



また、いきなり無茶苦茶を・・・・。



板倉は、俺の腕をつかんで建物をあとにした。



ったく。