「来島遊です。よろしくお願いします」



「「遊ちゃんタメ口で良いのにー(笑)」」



2人が私の肩に手を乗せながら言う。



「触るな、変態共!」



基槻が2人の手を振り払いながら怖い顔をして居る。

私が恐怖にピクッと固まる。



「あ、遊にキレたんじゃないからな?;;」



そんな私の頭を撫でながら焦って居る基槻に、私は「良かった」と、ホッとすると、剛さんが基槻を肘でつついた。



「深川基槻はクールな筈ではなかったかー?(笑)」



ーーバシッ

基槻は剛さんがウザかったのだろうか、頭を思い切り叩いた。

私は痛がる剛さんの顔を覗き込みながら、「大丈夫ですか?;;」と声を掛けた。