「基槻君!利用者さんの髪の毛、乾かしてあげて!」



すぐに宮迫さんに呼び戻され、お風呂から出て来た利用者さんの髪の毛を乾かす。



「熱かったら言って下さいね」



…これ、仕事と変わりねぇし;;



「火傷したら、私と結婚しようか。あんたみたいな色男、なかなかいないからね(笑)」



…う、嬉しくない;;

完全に反応に困る。



「えー。ヤダよ、アヤさん!私の旦那さんになる人だもん(笑)」



でも、タイミング良く遊が現れ、助けてくれた。

2人で並んで、利用者さんの髪を乾かす。



「そりゃ残念だ!(笑)」



「遊ちゃんの婚約者じゃ、私たちには太刀打ち出来んなぁ(笑)」



…こんな元気な婆さんが、何故、通ってんだ!;;