それから他のスタッフの人たちと挨拶をしてから、俺は電球の交換をさせられた。

…何してんだ、俺…;;



「脚立がいらないなんて、便利な人ね」



亜美さんて人が俺を見て感心をしてる。

褒めてるのか厭味なのかよくわからん。

電球の交換が済むと、雑用。

花見に行くか行かないかの、出席確認のプリントを三折りにし、封筒に入れて行く。



「小池さん、ちょっと良い?」



そこに、遊が1人の派手なスタッフ、小池さんを連れて来た。

俺の隣に座った遊の手には二つのマグカップ。

それを俺と小池さんにそれぞれ差し出した。