…本物?

俺の偽物でも居んのか?;;



「何してるの、基槻!!;;」



遊は俺のとこへ走って来た。

ガラス張りの部屋に居た人は「遊ちゃん、本物なの?!」と、まだ言ってるし…。



「本物とかわからないけど、深川です」



「や、二野目ーニノメー博美です;;」



俺は立ち上がり、部屋から出て来た二野目さんに頭を下げた。



「本当にデカイ…;;」



…190センチですが何か;;

てか、この人、口に出し過ぎ;;



「博美ちゃんたちに、基槻の写メを見せてから、会いたがってたんだよ?」



…遊さん?

貴方は許可なく何をしてるんですか?;;



「そうか…」



ここで責める事の出来ない俺は、平然を装う。