(一人でいくの??)と思いながら、私も職員室を出る。


仕方なく廊下を歩いていると、頭キンッキンの金髪の男達。


廊下を塞いでいて、通れない。


(邪魔……。)


仕方なく、他の道を探そうとした時……。


腕を強く捕まれた。
振り返ると、さっきの男達が
ニヤニヤしながら、こっちを向いていた。

「なに?」


「めっちゃ綺麗じゃん―!
今日は、コイツでよくね?」
と、他の男に問い掛ける。
それに頷く男達。


(全然良くないんだけど…)

私はイライラしながら、離すのを待っていたが、一向に離す気配がない。


「離して。」


「気の強い女も好きだよ―!」

とふざける男達。

仕方なく私は腕を捻り、自分の腕を掴んでいた男の手首を捻りあげた。

「なっ!!」

男達は、何が起こったかわかっていないようだったが、私は手に力を少し入れた。

「いててて。離せよ!クソアマァ!!」


「うざい。ニヤニヤすんな。」
と最後に力を強めて私は、男の手を離した後、廊下を歩きだした。


私は、階段を上がり、2階にいった。

(一階は、見たけどなかったから ここかな)

廊下を右に曲がると、一のAと書いてある教室を見つけ、中に入る。

「おー!やっと来たか。おまえら―!転入生の、華月ルナだ。」

良先生が、そういうと、男子からは凄い声が。

「めっちゃ綺麗!」

「まぢ有り得ね――!」

など。


(五月蝿い。眠い。)と思いながらも、「よろしく。」と挨拶をし、自分の席だという、窓側の席へ。

(学校って、五月蝿いわ。)というのが、ここに来て最初の感想だ。