職員室は、職員用の玄関を右に曲がった所にあった。

「失礼します」扉をあけ、キョロキョロしていると、20代後半だろうと思う男の先生が手招きをしていた。


(なんで手招きなの…)と呆れながらも、先生の所に行くと、

「お前が華月ルナか?」と、少し低めの声で言ってきた。


「そうですけど。」


「良かった。俺は、お前のクラスを担当する、山川 良だ。」


「やまがわ…りょう……。」
どこかで聞いた事ある名前。

「華月は、一のAな。」といい、職員室をでた。