「なんで嫌だ?」と。眉を潜めて聞いてくる。 「知らない。けど、なんか嫌だ」 だから、近寄るな。と付け加える。 気が付けば、私の目の前に海龍がいて。 「それじゃわかんねぇ。」と言ってくる。 「しつこい。あんましつこいと、ぶっ飛ばすから」と脅す。 「やれんのか、お前に」と、海龍は手を伸ばす。 「出来るよ。」と、その手を叩く。 そして、鳩尾を殴る。