あれから2日間、熱にうなされた。
タカはその間、片時も離れることなくあたしの傍にいてくれた。
そしてあの日から4日が過ぎた、あるお昼のこと。
タカが出掛けた隙を見計らい、荷物を取りに行くために自宅へと戻った。
体中に出来たアザは前より少し薄くなり、服で隠れるので、期末試験のことも考えると、さすがにもうそろそろ学校に行かなくてはならないから。
春樹がいないのは把握済みなので、バッグだけ取って戻ろうと思い、玄関を開けた。
少しの緊張に包まれる。
わかっていても誰もいないことに安堵し、静まり返った廊下を進む。
そしてリビングの扉を開けた時、
「…何、で…」
我が目を疑った。
あれほど散乱していたはずの部屋はそれなりに片付けられていて、新しい灰皿まで置かれている。
そしてテーブルの上には、何かの買い物袋。
恐る恐るそれを覗き込んで、また驚いた。
シップやガーゼ、傷薬に痛み止め、他にも近所のドラッグストアで買ったらしきものが詰め込まれたまま放置されている。
まさか、そんなはずがない。
「…どうして、春樹が…」
あたしのためのものだろうということはわかった。
けど、だからこそ、何で春樹がわざわざこんなものを?
考えたってちっともわからない。
タカはその間、片時も離れることなくあたしの傍にいてくれた。
そしてあの日から4日が過ぎた、あるお昼のこと。
タカが出掛けた隙を見計らい、荷物を取りに行くために自宅へと戻った。
体中に出来たアザは前より少し薄くなり、服で隠れるので、期末試験のことも考えると、さすがにもうそろそろ学校に行かなくてはならないから。
春樹がいないのは把握済みなので、バッグだけ取って戻ろうと思い、玄関を開けた。
少しの緊張に包まれる。
わかっていても誰もいないことに安堵し、静まり返った廊下を進む。
そしてリビングの扉を開けた時、
「…何、で…」
我が目を疑った。
あれほど散乱していたはずの部屋はそれなりに片付けられていて、新しい灰皿まで置かれている。
そしてテーブルの上には、何かの買い物袋。
恐る恐るそれを覗き込んで、また驚いた。
シップやガーゼ、傷薬に痛み止め、他にも近所のドラッグストアで買ったらしきものが詰め込まれたまま放置されている。
まさか、そんなはずがない。
「…どうして、春樹が…」
あたしのためのものだろうということはわかった。
けど、だからこそ、何で春樹がわざわざこんなものを?
考えたってちっともわからない。