母の中絶はしたくないという要望を祖父は受け入れ、 私が生まれた。 母は、中絶がしたくなかっただけで、私が生まれてきて欲しかったわけではないので、 はっきりいって、無縁といって近い。 祖父は、私に、一条財閥の、一条家の名に恥じぬようと、 一番上のお嬢様学校につっこんだ。 ついでに、私はやることがないので勉強してて、一番で入って。 私はただ、祖父の手のひらを言われたとおりに動いてきた。