「再婚相手はね、てっちゃん!」


鉄心さん…?


神沢鉄心さん。


鉄心さんには随分と長い間お世話になっている。


鉄心さんはママの大学時代の同級生で、パパの後輩。


パパが死んだあと、鉄心さんはあたしの男親代わりだった。


「だから実紅、てっちゃんの家から通える学校に転校の手続きしといたから!」


「もう手続きしたの?」


「うん、確か学校名は…しゅ…柊蘭学園?だったかな」


柊蘭…学園?


まさかね〜、うん。