ねぇ、玲・・・

あなたは今、
何を考えていますか?

―7年前―

私はいつも通り学校へと電車で向かっていた。

そう、いつも通り・・・



ドンっ!!

いつもより電車が
混んでいて私は人に
ぶつかってしまった。

「す、すみませんっ」

「俺は大丈夫だよ。」
「君は大丈夫?」

彼は私にそう言って
優しく微笑んでくれた。

(優しい人だなぁ~)
(でも、
この人どこかで・・・)

「どうかした?」

「いえっ、何でもっ」

それから
私達は少し話をした。