ヤッて?いや、してはない。流れだけだと、あたしは盛りのついたネコみたいだったから廉にえらそうな事なんて言えないけど。じゃなくて、


…『ヤキモチ』?



何言ってんの?廉。





あたしは、変な思考で頭を悩ませた。



「茜ちゃん、駄目でしょ?」



不意に、廉があたしを射抜く様に見つめる。その淡い栗色の瞳が吸い込まれそうになる位綺麗。


「…なんで、廉にそんな事」


言われなきゃなんないの?



「だって俺のだし」



「え?」



「茜ちゃんは俺の」



だから、何言って、



「うるさい口」



廉はそう言って深くあたしの唇を塞いだ。