「...ぃ!」


..?


「おいッ!!!!!」


「!?」


ビックリして目を開けると
私の上に男の子が跨っていた。


「..もう6時だぞ、七瀬。」

「ぁ、あ、ご..ごめんっ...!?」



イキナリのことで頭がごちゃごちゃ。

どうしてこの男の子は私の上に跨って..
どうして私のことをわざわざ起こしてくれて..?



「..大丈夫か?」


跨ってた体を私に当たらないようにゆっくりベットの下に下ろしながら聞いてきた。


「大丈夫..
 ってかあなたは..」

「あ、悪ぃ、
 1年5組加宮愁司。」

「加宮..くん。」

「おう。」

「なんで..起こしてくれて..?」

「時間、遅いだろ?」


..そうじゃなくてさ。


「違う..
 どうして私なんかを起こしたの..?」

「あぁ..日向絡みのやつか..。
 
 あれ、バカが狂って
 弱い奴は従って...
 バッカみてぇ。」

「え..?」