...痛い。 蹴られて痣の出来た脛、 擦り剥いた膝と肘、 野球のバットでぶたれた頭... ボロボロに壊れた心。 ―どうしていつも私なんだろう。― 高1の冬のある日、 私は傷めた右足を引きずりながら 保健室へ向かっていた。 いつからだろう? 勝手に有りもしない噂を作られ 男子からも女子からも 学年関係なく虐めを受けるようになったのは。 入学時は凄く、 凄く..楽しかった。 毎日が充実してた。 あのことが起きるまでは。