急に自分に話を振られて、ビクッとしたらしい
“ユウヤ君似”の男。
今でも忘れられない…。
大好きな人…
に、似ている男。
 
 
「こっちは昨日同じ会社に配属になった三宅君だ。確か…雛ちゃんの1個下かな?」
 
「え〜!じゃあ24なんですか?」
 
「いえ…23ですね」
 
「2歳違いですねぇ。若いって羨ましい(笑)」
 
「いや、俺からしてみれば雛ちゃん十分若いから」
 
 
なんて席に着いたのが20分程度で、まして三宅さんと話したのなんて2言3言だった。
 
 
若くて羨ましい。しかも、ユウヤ君に似ている。
 
それが、三宅君に対するアタシの第一印象だった。